こうして更新をしているわけですが。
しかしネタがない。でもなんとかするぜよ。
しかしネタがない。でもなんとかするぜよ。
春。
緑萌え、新たな命が芽吹き、色々なものがわかりやすく変わる、そんな季節。
「だから、俺たちも何か変わらなきゃいけないと思うんだ」
と、いつものようにファミレスで昼食をとり終えた後、そんなことを言われた。
「で、今度は何に影響されたんだ?」
「チェンジっていい言葉だよな」
わかりやすい上にものすごく今更な理由だった。
「お前の思いつきはろくでもない結果しか生み出さなかった記憶しかなんだが」
いつだったか、いくらが食べたいというのにうっかり同調してしまった結果、北海道まで拉致られたのは未だに記憶に新しい。しかも真冬に車でとか、チェーン積んでないとか。
「というかだ、いつも言ってるとは思うが、もう少し計画性というものを持てと」
「座右の銘は思い立ったが吉日なんだ」
お前の吉日は、俺にとっては漏れなく仏滅なんだよ。
「で、具体的には何する気なんだ?バイト変えるとかか?」
「引っ越す」
「……は?」
「引っ越す」
「……はぁ」
おもむろに財布を取り出し、伝票を手に取る。
「じゃ、今日はこれで」
「まぁ待て」
「手伝わんぞ」
「まだ何も言ってないだろう」
言われるまでもないわ。
「ふっざけんなよお前この間引っ越したばっかりだろうが!」
そのときも思いつきで散々人をこき使った挙句にまた引っ越すとかどういうつもりだこいつ。
「そのときの引越しの目的は果たしたからな」
「目的?」
「ほれ、ツーショット写真だ」
そういって取り出した携帯を操作し、一枚の写メールを見せられた。
「……」
そこには、洗面台の鏡に映ったこいつと、誰かの下半身が写っていた。どうでもいいがなんでこいつは上半身裸なんだ。
ん?上半身?
「……え?」
写っているこいつは上半身で、もう一人の誰かは、下に何もない状態で下半身だけ……え?
「激安の物件はいわくつきってのは本当だったんだなー」
おい馬鹿コノヤロウ。ふざけんな死ねコノヤロウ。
「おまっ、なんつーところの引越し手伝わせてやがる!?俺も部屋に入っちまったじゃねーか!!」
「で、今度の部屋はなー」
「話を聞けってんだ!つーかこの話聞いて手伝う気が沸くとでも思ってんのかお前は!!」
「正直思わん。だがお前に拒否権はない!!」
「死ね!」
手に持った伝票を思いっきり顔面にブン投げる。ボードがついてるから地味に痛そうだ。
「というわけで、明後日の10時に迎えに行くから」
やつは伝票を顔に貼り付けたままそういうと、そのままレジまで行き清算して出て行ってしまった。
この際おごってもらったとかその辺はどうでもいい。
なんとかして逃げなければ……。
続くかもしれないし続かないかもしれない。
オチがつけれないお\(^o^)/
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